一緒に「原野上」に帰る

立ち寄って、見る、触る、そして感じる

騒ぎながら大地を駆け抜けるかのように

子供の頃に素足で踏んだ土の温もりを思い出す

日差しがあの頃と同じように上げた顔を照らし

そこで自分自身を展示する。

日本人作家の手仕事も同じ光の下でひらめく

これが「原野上」からやってくるすべて素の身体、

記憶の地層にまで触れ

心の奥底にある浩々たる原野に辿り着く

キキ



​​